2016年12月1日木曜日

4台のカメラによる撮影成功

【2018年1月7日更新】
 縦横無尽にカメラワークをしながら撮るメインカメラと、意味のある長所を生かした三種類の構図のサブカメラが大活躍。「動」と「静」、風林火山の動かざること山の如しのように、動かないからこそ頼れ安心する映像に、躍動感あふれるメインカメラのカメラワークが見事にマッチング致しました。
 また、サブカメラ3台を1台の三脚に乗せる事が出来ましたので、メインカメラの三脚とで2台になり、満席が予想される客席の中でも省スペースで機材セッティング出来ております。これにより、チケット販売による公演でも主催者様の許可を快くいただけるようになりますね。
【2017年新カメラで始動】
メインカメラがAG-AC160Aになりました。

【風林火山の如く撮影】
◎風林火山(Fu-Rin-Ka-Zan)の如く撮影
1)風のように素早く動く
ダンサーの登場が上手なのか下手なのか分からない時でも、見た瞬間に素早く動き構図を決めます。
2)林のように静かに構える
裃からクロスで交互に登場するシーンでも静かに構え、滑らかなカメラワークにより1秒でも長く映せるようにしています。
3)火のような激しい勢いで
リフト&リプカや男性ダンサーの躍動感ある演技の後の膝付き決めポーズでも、キレのあるカメラワークでダンサーとシンクロして無駄の少ない構図に寄ります。
4)山のようにどっしりと構えて動かない
カメラワークするメインカメラ以外は、構図の違う3台の固定カメラであり、撮りこぼしが無く無駄の少ない構図を選択できます。

2016年8月13日土曜日

有名バレエ団の有料公演を終えて








【2017年11月8日更新】
 素晴らしいご縁をいただきました。それに向けて撮影機材を入念にチェックし、今日までの集大成となるよう頑張らせていただきました。ちなみに、写真カメラマンさんは、超一流の劇場の専属カメラマンだそうで、交流させていただくことができ光栄でした。

【バレエ公演の映像を撮る】
 もし、プリマ・バレリーナだけを撮る依頼があれば、喜んで撮影いたします。それは、有料公演である以上、カメラマンは最後部座席であり、超望遠レンズがいります。また、袖幕に退場したりする時に撮影を停止することが出来れば4K動画撮影も可能です。寄るも良し、常に全身サイズを保って撮影するも良し、プロデューサーのご意向に沿った撮影が可能です。

バラ科のバレリーナ



【カメラマン魂】
 一流であれば在るほど、燃えるようなカメラマン魂によって感性豊かな映像表現をしたくなります。

 お客様からの撮影依頼をお待ち申し上げます。
   トガジン: togajin@gmail.com

2016年4月24日日曜日

ママ、今度のDVDは色がキレイだね

 転校して来たお子様が、新しいバレエ教室の発表会に出演しました。そして、2週間後にDVDが届き、観て喜んでくれたそうです。
「ママ、今度のDVDは色がキレイだね。だって、真っ青になっていないよ。」

 当方は正義感あふれる美徳なビデオグラファーです。ある海外のバレエ芸術監督は、一流だからこそ物事の本質を見抜ける人であり、日本人のビデオグラファーとして唯一SNS交流を承諾していただきました。感謝感謝です。

2016年1月23日土曜日

プロフェッショナルな舞台映像とは





 以前、暗転中に「舞台幅サイズに戻して。」とスイッチャーに指示されたことがある。真っ暗な中で元の正確な舞台幅サイズに戻せるわけないですね。

 だから、舞台幅サイズの固定カメラは絶対に必要で、真っ暗な時は絞りは開放であり、フル照明が点いている舞台の緞帳が上がると、絞りはF1.4からF5.6に絞ることがあります。これは、さすがに本番直前にゲネプロをしてくれない発表会では、分からないので手動では大変困難です。ましてや、客電は点いていても色温度が3000K(ケルビン)であり、白鳥の湖のように6000Kの照明が点いていて緞帳が上がると色合いも合わないので、予め6000Kにしていても、緞帳が上がる前に薄明かりになりナレーションを読んでいれば、逆に赤くなってしまいます。なので、本番スタートでつまずく事もあるのです。

 そうそう、動画サイトで緞帳が上がる前に生オーケストラにタングステン光が点き、緞帳が上がった舞台はデーライト光だったため、オーケストラの色合いは合っていましたが、肝心の本番は、ずっと真っ青になっておりました。

 だから、リアルタイム色温度変換ダイヤルは無いよりあった方が絶対に良い。どちらが重要なのか分かってないですね。

 当方は舞台撮影に於いて、こと細かく分析し、最高の舞台映像となるよう常に研究しています。

 この重要性が分かっている先生方は、当方のこだわりを理解し、すごく大切に接してくださいます。

 物事の本質を見抜ける人って大好きです。
 先生方、本当にありがとうございます。

【4K時代のブルーレイ納品】
4Kまたは8Kになろうとしている映像業界がある中、それでもDVDを選択するお客様が圧倒的に多い。しかし、普段観ているハイビジョン画質はもちろん4K映像も観る機会が増えております。そんな中、ブルーレイの問い合わせが急に増えて来ました。実は3年ほど前に、初めてブルーレイ納品をしてからは、ずっと編集原版はハイビジョン画質だったのです。そりゃー、ハイビジョンテレビに近付いてDVDを観れば画質が悪く感じるのは当然です。実際、目が痛くなりますし、2メートル位離れて観ればなんともないのです。改めて、ブルーレイなら、その全ての問題点が解決しております。ブルーレイ時代、大歓迎です。

2016年1月21日木曜日

手動撮影による感動のバレエ映像

【2019年3月5日更新】
はじめに、一昔前の映画のキャメラマンは、全て手動で撮影していました。それはシネレンズですから。。。オートフォーカスでは、暗いシーンの時、ピントがあまくなり、メインのダンサーの前のダンサーにピントがあったりと意図しないものにピントが合い、最悪は完全ピンボケになることもあります。次に、女性ダンサーをリフトした時に、手や顔が画面からはみ出ないよう構図を広げます。これを電動ズームですると間に合わなかったり広げすぎたりするのです。それに、引きカメラに逃げると引きすぎになります。だから、ズームリングに中指を触れっぱなしにし、軽やかに構図を変更するのです。そして、アイリスリングは、舞台のセンターと端では照明の明るさが違いピンスポットが点いたり消えたりするので、これも人差し指と親指で絞り(アイリス)を開けたり閉じたりリアルタイムに操作しています。以上のことから、究極の感動映像は、全てフルマニュアルで撮影しているからなのですね。
そんな中、オートフォーカスや電動ズームに頼り、マニュアル操作するのはアイリスだけなので、ハンドヘルドカメラでもあり、デジカメ持ちスタイルで操作するため親指が上になり、親指でアイリスリングを操作しているカメラマンがいました。そして、座って撮影しカメラの高さは胸の高さであり、液晶モニターを見て撮影するので、左目も舞台を見れなくなります。当方は、ENGカメラ(ショルダータイプ)であり立って撮影しビューファインダーを右目だけで見て撮影し、左目は舞台を直視しているので、撮影画面以外のダンサーの動きも確認しながら撮影できるのです。また、ハンドヘルドカメラで撮影することになっても、この考え方で撮影します。結果、お客様に喜んで頂けることは間違いなしですね。